お店レポ 大阪

元世界王者・山口圭司の「函館バー・ハメド」は大阪の夜を楽しくする名店

皆様、こんにちは。
ボクサーのお店レポ、第23回はこちら。

 

引き続き関西編で、元WBA世界Lフライ級王者の山口圭司さんが奥様の美佐子さんと切り盛りする大阪の「函館バー・ハメド」です!

 

現役引退後、山口さんが熱い思いを込めて2016年にオープンさせたこのお店。店名に入れた”函館”は彼の出身地で、バーにしたのはトム・クルーズ主演の映画「カクテル」を観て憧れたから。ハメドはボクシングファンなら誰もが知るレジェンド王者ナジーム・ハメド!現役時代から大好きなボクサーでトランクスもハメド柄のを作っていた程です。

 

ずっと行きたかったハメドに念願の初突撃。おにぎり竜からの~ハメドはボクシングファンのゴールデンコースですね。感動の初カクテルから山口さんとの会話録まで、楽しい思い出をがっつり共有いたします。

 

お店の場所と外観

お店は駅近の好立地にあります。

 

JR環状線「天満」駅から徒歩0分。大阪市営地下鉄「堺筋線扇町」駅から徒歩3分と使える駅はふたつありますが、この日は天満駅で降りました。徒歩0分なので本当に出口の近くです。

 

遠くにサンドラッグの赤い看板が見えたらその方向で合ってます。少し歩くとお店のノボリがヒラヒラと風に舞っているのが見えて来ます。すぐに山口さんを発見。

 

これがエントランス外観です。右側にはバーテンダーの優しい山口さん。左側には現役時代らしい鋭い眼差しの山口圭司。その中央に「函館BARハメド」の文字が。

 

お店は2階なのでこの1階の扉を開けて階段を登ります。この階段がボクシングファンにとってはたまらない。山口さんへの函館市からの感謝状と数々の有名ボクサーのサインの雨嵐!

 

むむ。畑山隆則!

むむ。内藤大助!

むむ。SPEED KING!

 

階段を登って左手の扉を開ければ店内です。

 

ボクシングLOVEな店内

カウンター12席、テーブル8席の店内は優しめのダークカラーデザインで統一されたアットホームな空間。山口さん夫婦とお客さんとの近い距離感が心地良いです。この日は既に2組ほど先客が。

 

飾られているポスターはハメド、デラ・ホーヤ、チャベス・・レジェンドボクサー達の中から山口さんの好みでセレクトでされてる様です。そのセンスも抜群!カウンターの隣の大きなモニターにも要注目。

 

このモニターで試合動画を流してくれるので、話題に上がった試合のKOシーンを皆で見返しながら飲めます。辰吉vsシリモンコン戦の時は皆で興奮しつつも、同じリングで行われた山口vsボニージャ戦の映像が流れた時は・・!?

 

壁際にはポスターの他に、山口さんが現役時代に使用していたエバーラストの赤いグローブ。大切なオブジェとしてケースで守りながら飾られています。

 

そして何と言ってもこちら。眩しいWBAのベルト!WBCのベルトは以前に徳山さんの焼肉店で触らせて貰った事があるのですが、WBAのベルトをこんな至近距離で見るのは初なので感激です。

 

メニュー紹介

店内に置かれているメニューです。

 

●ウィスキー

●スペシャルカクテル

写真は撮り漏れましたがビールやサワー、カクテルやソフトドリンクも勿論豊富に揃えています。

 

●おつまみ系

●揚げ物・焼き物系

●がっつり系・デザート

初カクテル”キンシャサの奇跡”

初ハメドの夜、デビュー・カクテルはこれにしました。その名もキンシャサの奇跡。モハメド・アリが劇的な逆転KOでジョージ・フォアマンに勝利した試合です。

 

「山口さん、キンシャサの奇跡をお願いします!」「はいよ!キンシャサの奇跡」

 

現役時代を彷彿とさせるスピーディーな山口さんのシェイク動画です。

 

 

いつもビールやハイボールが多いので、カクテルはかなり久々。グラスの中央に残る泡がだんだんと無くなっていきます。どんなお味なのか・・いただきます。

 

ゴク・・・

 

こ・・

こここ・・

 

こここここの味はまさしく

この味はまさしくーーーー!

 

 

キンシャサの奇跡!

・・・ってそのままやんって?

 

そりゃそうでしょう。だってキンシャサの奇跡なのですから。ジンベースのパンチ力抜群で刺激的な甘みがジワっと広がります。

 

もっと色々と飲んでみたかったですがそれは次回のお楽しみとして、2杯目以降はいつもの様にハイボールやレモンサワーを飲んでました。来る度に1~2杯はカクテルを制覇していき、いずれハメドのスペシャルカクテル全メニューをコンプリートしたいものです。

 

おすすめのフード

この日は1軒目の山中さんのおにぎり竜で、おでん&おにぎりを食べてきたはずなのに・・山口夫妻が作るハメドの逸品に興味を持ちながらメニューを見るとあら不思議。食欲が湧いてきます。

 

この日はこの4品を注文!

 

●コンビーフポテト

●軟骨そーき

●からあげ

●ナポリタン

 

コンビーフ・ポテト。

クラッカーにコンビーフを乗せて食べるスタイルのバーらしいおつまみです。

 

ウマい。

コンビーフとクラッカーってこんなに合うんですね。自宅でも試してみようかな。

 

続いて軟骨そーき。

これもめずらしい。

 

程よく甘い味付けで、お酒が進みます。

バーなので、一口サイズでどれも食べやすい。

 

続いて定番のからあげ。

 

安定のからあげです。これもウマい。

ボクサーがパンチに反応するのと同じ様に、メニュー表にからあげを見ると条件反射的に頼んでしまいます。

 

続いてこちら。

がっつりなナポリタン。

 

ギッシリ詰まったソーセージとこんがり焼いたチーズの下にアツアツのナポリタン。600円とは思えないクオリティです。

 

お味の方はどうでしょうか。

いただきます。

 

ちょ。これはウマ過ぎ注意!

 

歯応え抜群のパスタに甘過ぎないトマトソースがよく絡む。バーに来ておいてお酒以外をおススメするのはめずらしいかもしれませんが、ハメドのナポリタンは超美味しいです。

山口さんとの会話録

山口さんとはFacebookではかなり前から友達になっていただいており、たまに僕の投稿にメンションを下さるので、この日の来店もFacebookから連絡しました。

 

この日はボクシングファンのKさん、Gさんと3人でお伺いし全員が初ハメド。飲み始めると気さくに声をかけてくれる山口さん。

 

「どのボクサーが好きなんですか?」

「一番好きなのは西岡利晃です!階段にSPEED KINGのサインがあるのをさっき見つけましたよ」

 

「そうです。西岡さんはかつての対戦相手、中島吉謙さんと飲みに来てくれたんですよ!」

 

ちらっとバーに顔を出してみたら客席に西岡&中島がいるなんて・・その日いたボクシングファンはたまらんでしょうねぇ。それにしても中島吉謙さんは本当に社交的で顔が広い。お店巡りをしているとそれがよく分かります。

 

そして山口さんから衝撃の一言。

「そうだ。ちょうど昨日は畑山チャンプが来てくれました!お客さんも大喜びでしたよ」

 

ぬわにぃいいいい!

 

昨日ですとぉおおお。一日違いか。昨日来れば良かったなんて思ってませんよ泣

 

畑山氏もその日だけじゃなく何度か来店されてる様ですので、大阪に来た時にハメドに顔を出すのは彼にとっても楽しいのでしょうね。そろそろ出会いたいなぁ。

 

3人でテーブル席に座り初ハメドを堪能。やはり店内の装飾品までナジーム・ハメドへのリスペクトを強く感じます。

 

「山口さん、一番好きなハメドの試合はどれですか?」

「即答でケビン・ケリー戦です!」

 

ケビン・ケリー戦!

ハメドがド派手な逆転KO勝利でニューヨークデビューを飾った試合。あれはボクヲタの記憶からも切り離せません。1997年の冬。懐かしい。

 

「山口さん、名護明彦戦の判定が出る前って正直どう思ってました?」

 

「試合展開は勝ったと思いましたが、場所が相手の地元なので判定は分からんな~どうかな~と思ってました。あの試合、僕は相手のパンチほとんど避けてるんですよ。貰ったのは2発だけ」

 

当時飛ぶ鳥を落とす勢いの名護明彦vs元世界王者の山口圭司は超興味深い試合だったので、こうして戦った当事者から話しを聞けるのは嬉しい。

 

日本タイトル・世界タイトルをかけて数多くの選手と拳を合わせてきた山口さん。自身が選ぶベストはどの試合なんでしょうか。「山口圭司のベストバウトはどの試合ですか?」

 

「世界を獲った試合。ムリージョとの第1戦ですね!」

 

なるほど!確かにあの試合は中盤まで得意のアウトボクシングでポイントを連取し、後半苦しみながらも執念で2-1の判定勝ちを掴んで人生を変えた試合。僕からしたら顔を大きく腫らした1戦目より、綺麗な顔のまま完勝した2戦目(再戦では圧勝)の方がボクシングの完成度は高かったと思うのですが、ご本人にとってのベストは1戦目という事を聞けて感慨深いです。

 

ムリージョとの再戦をクリアした山口さんは、次の防衛戦でピチットにKO負け。なんとその因縁の相手、ピチットもハメドに来店してるそうです。更には山口さんがキャリア後半で拳を交えたあのペニャロサも!

 

ぶっ倒した相手との再会。

ぶっ倒された相手との再会。

 

ボクシングって本当にどちらも爽やかで気持ち良い。

 

お酒も進んできたところでふとテーブル席の壁際を見ると、この伝説試合のチケットが飾られていました。

 

辰吉vsシリモンコン、山口vsボニージャのダブル世界戦で前座に坂本博之、本田秀伸、西岡利晃という豪華な顔ぶれ。ボクシングファンが辰吉vsシリモンコン戦の思い出トークで熱くなる度、「同じリングでボニージャとやったな~」とボニージャ戦を思い出すという山口さん。

 

試合前の予想では辰吉がシリモンコンに勝てる確率より、山口がボニージャを攻略する確率の方が高いと言われていました。実際、先に良いパンチを当てたのは山口さん。「そう!先に良いパンチ入ったんですよ。で、行けると思って行ったらカウンター貰っちゃいました」

 

他にもハメドJrがデビューする話、現役時代のお話から最近の選手の事まで色々と聞けて超楽しい思い出になりました。

 

このお店に訪れるお客さんは皆、バーハメドの素晴らしさのひとつとして山口さんの「人柄」が素晴らしいと言っており、それがよく分かりました。お店巡りをしていく中で元ボクサーの方達と会話してて最近思う事なのですが、”負けた試合についてこちらから触れる”という事に関して空気を読もうとしてしまう自分がいます。

 

真剣勝負の世界。キャリアの中には思い出したくもない敗戦もあって当然のはずですが、元世界チャンピオンのボクサーで自分の負け試合の話をこんなにざっくばらんに楽しく和やかな雰囲気で話してくれる人に初めて出会ったかもしれません。

 

きっとそういうところも、山口さんの魅力なのだろうと思います。大阪の夜の楽しいひととき。サイコーな時間をありがとうございました。

各試合会場からの距離感

お店の場所はJR環状線「天満」駅から徒歩0分です。大阪と神戸のボクシング興行でよく使われる会場の最寄り駅から、天満駅までのおおよその移動時間は下記の通りです。

エディオンアリーナ大阪

「南海難波」駅から

「天満」駅まで約25

大阪城ホール

「大阪城公園」駅から

「天満」駅まで約10

大阪市中央体育館

「朝潮橋」駅から

「天満」駅まで約20

インテックス大阪

「中ふ頭」駅から

「天満」駅まで約30

神戸ワールド記念ホール

「市民広場」駅から

「天満」駅まで約50

 

どの会場からも近いですね。お店の開店時間は18:00~ですので、興行の日に試合が終わってからいけばファンや選手が誰かしら集まっている可能性は高いはずです。なので山口さんと会話を楽しみたいという方は、興行の当日ではなく前後の日にずらした方が良いとも思います。

 

ちなみに「おにぎり竜」と「函館バー・ハメド」は位置的にもかなり近くてタクシーで5~10分。歩いても20分かからずに行ける様ですのでコースで回るファンはやはり多いそうですよ。

 

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この日はボクシングファン3人で行って楽しみましたが、お店の雰囲気はアットホームで山口さん夫妻の人柄や気遣いは素晴らしいので、ボクシング好きでなくとも楽しめます。カウンターに1人で行って飲む常連だけど特別ボクシングファンではない、という様なお客さんもいると思いますし、全然OKなお店です。

 

大阪の夜、楽しく飲むならココです!

 

是非行ってみてください。以上、第23回ボクサーのお店レポ「元世界王者・山口圭司の函館バー・ハメドは大阪の夜を楽しくする名店」でした!

 

最後にお店の地図と概要を貼っておきます。

お店の地図と概要

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