皆様こんにちは。
ボクサーのお店レポ第35回はこちら。
世界挑戦も経験した元トップボクサー石井幸喜さんが奥様と営む洋食の名店。人形町の「そよいち」です!
1978年のアマチュア世界選手権で日本人初の銅メダルを獲得し「モスクワの星」として一躍脚光を浴びた石井さんは、プロキャリアでは惜しくもタイトルに手が届かなかったものの牧公一(具志堅用高のKOデビューを阻止)や穂積秀一らとの激闘で80年代初期の後楽園ホールを湧きに湧かせたスターボクサー。
そんな石井さんが奥様の石井明美さんと提供するビーフカツレツは2年連続でミシュランガイドのビブグルマンに選ばれる程の逸品!1951年に石井明美さんのお父様が創業(創業時の店名はキラク)して以来、洋食店の激戦区人形町で70年近く愛され続けているお店。それ程の名店です。
メディアに紹介される事も多い有名店にやっと足を運ぶことができました。感動のそよいちデビューレポを共有いたします。
お店の場所と外観
場所は東京メトロ日比谷線「人形町駅」が最寄り。A2出口から歩いて1分です。目印はこのファミリーマート日本橋小学校前店。ここを見つけたら左の脇道へ。
表通りから1本入って、更に1本細い道に入るので最初は少し分かり辛いかもしれません。お店のサイトに見やすい地図があったので載せておきます。
脇道に入るとお店の暖簾と置き看板が目に入ってきます。白地に黒と赤で「ビーフかつれつ そよいち」の文字。
外から店内の様子がよく分かるので安心。
こういうお店は初めてでも入りやすいですね。
見通しの良い店内・客席
テーマカラーは清潔感溢れる白・黒・薄いブラウンで統一。"待ち"が出ることは当たり前なので入り口のすぐ右手に待合いスペースがあります。ここにもお客様が入りきらずにお店の外まで行列が出来る事も。
消毒液と体温計も完備で感染対策はバッチリ。席数は全15席のL字型カウンター。店主である奥様の石井明美さんの包丁捌きが目の前で見れます。
仕上げられていくお料理をライブで楽しむことができるのも、そよいちの素晴らしさのひとつ。カツレツを切るところ、お皿に盛り付けるところ・・提供されるまでの全ての工程を眺められるのが嬉しい。
メニュー紹介
・メインメニュー①
・メインメニュー②
・1日限定10食メニュー
・おつまみメニュー
ミシュラン認定のビーフカツレツ
メニューにあるポークカツやポークソテーやカツカレーにもかなり惹かれましたが・・やはりデビュー戦はこれで決まり。
定番のビーフカツレツ!カツのボリュームが凄いです。こんなに盛り盛り。
つけ合わせのマカロニサラダも只者じゃない。店主曰く「主張の強いマカロニサラダではなく、お肉やソースを支えつつ盛り上げる名脇役的なマカロニサラダ」との事。
油を感じさせず、塩分も穏やかで控えめな優しい味。メインのお肉を盛り上げる為に品よく淡い味に整えられています。
そしてビーフカツレツ。
創業から70年を超え受け継がれ続ける伝統の味とはどんなものなのか。いただきます。
こ・・
ここ・・
こここれは・・・
こここここの味は・・・
こぉぉおおのウマさの衝撃度はーーーーー!!
井上尚弥vsナルバエス級ーーーーー!!
初回にいきなり熟練王者をなぎ倒したモンスターのハードショット。このカツレツはまさにあのインパクト!信じられないウマさです。
柔らかいビーフを包み込むサクサクの特製衣。その中に封じ込められた濃厚な肉の旨み。ふっくらご飯との相性も激ヤバ。
食する事の喜び。
生きる為の衣・食・住ですが、これほどの絶品料理で胃を満たしていく時間の素晴らしさは、生きる喜びすら感じるレベルです。出会えて良かった極上の逸品。
お味噌汁も安定の優しい味わい。
野菜 ⇒ マカロニ ⇒ カツレツ ⇒ ご飯 ⇒ 味噌汁・・それは幸せの無限ループ。至高のカツレツTimeでございました。
石井幸喜さんとの会話録
ボクサー引退後、長きに渡ってカツレツをお客様に提供し続けている石井さん。役割分担は石井さんがホールを見て奥様が調理担当です。
人形町屈指の人気店。石井さんの現役時代を知っていて訪ねてくるボクシングファンはどれぐらいいるのでしょうか。
「引退してもう随分経ちますからね。それでもちょくちょく知ってる人は声をかけてくれます。ありがたい事ですよ」
最近のボクシング界にはあまり詳しくないという石井さん。井上尚弥って知ってますか?
「名前は聞いてます。凄い評判ですよね」井上尚弥は本当に凄いので是非、試合動画を観てみてください!
こうしている間にも店内にはお客様が次々に入って来ます。老舗の洋食店がしのぎを削る激戦区エリアで長い歴史を誇る名店。先代の味をしっかり引き継く奥様の調理の腕と、ぴったり息の合った石井さんのホール采配。
元ボクサーのお店でミシュラン認定のこんなに素晴らしい洋食屋さんがあるという事を全てのボクシングファンに知って欲しい。超絶美味しいので是非食べに行って欲しい。そういう思いを言語化して、ボクサーのお店レポをブログに書くのが趣味である事を話すと、驚いた様子の石井さん。
「スマホを見る習慣もないぐらいなので、知りませんでした(笑)でも嬉しいです」
ファイティングポーズをお願いすると、少し照れくさそうにしながらもしっかり構えてくださる元「モスクワの星」
かつて後楽園ホールのファンを熱狂させたその拳は、今も固そうに見えました。
各試合会場からの距離感
お店の場所は東京メトロ日比谷線「人形町駅」が最寄り。A2出口から歩いて1分という好立地です。関東圏の試合会場ならどこでもアクセスし易く、主要会場から人形町駅までのおおよその移動時間は下記の通り。
埼玉スーパーアリーナ
さいたま新都心駅から
人形町駅まで約45分。
後楽園ホール
水道橋駅から人形町駅まで約15分。
大田区総合体育館
京急蒲田駅から人形町駅まで約25分。
有明コロシアム
国際展示場駅から人形町駅まで約30分。
両国国技館
両国駅から人形町駅まで約15分。
横浜アリーナ
新横浜駅から人形町駅まで約65分。
後楽園ホールや両国国技館、大田区総合体育館からは30分とかからず移動出来る距離なので、観戦の前後の時間でも立ち寄りやすいですね。20時で閉店なので夜行くなら早い時間の方が良いです。ここのカツレツを食べに全国からファンが足を運ぶ有名店。体感しなきゃ損。
美味しいビーフカツって、これの事だったのか!とカルチャーショックを受ける事間違いなし。是非一度食べに行ってみてください。最高のカツレツTimeを体感出来ます。以上、第35回ボクサーのお店レポ「元ボクサー石井幸喜のミシュラン認定・絶品ビーフカツレツ!人形町のそよいち」でした!
それにしても人形町って、元ボクサーの名店が意外にあるものですね。先日のこの記事、イタリアンのアルビータもすぐ近くの場所です。
このブログがきっかけでアルビータのリピーターになってくれたお客様がいるのですが、本当に心から嬉しいですね。ボクヲタ冥利に尽きるとはこの事です。人形町に来た時の食事はそよいちかアルビータの二択でいきましょう^^
最後にお店の地図と概要を貼っておきます。
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