皆様こんにちは。
ボクサーのお店レポ第29回はこちら。
元日本バンタム級3位の海戸渉さんのお店。八丁堀の居酒屋「飲み処しずる」です!
新井泰、大和心、仲里繁、山口圭司・・ビックネーム達との激闘で1990年代の国内バンタム級を盛り上げてくれた海戸さん。角海老宝石ジム所属の期待のボクサーとして平成初期の後楽園ホールを沸かせてくれました。
現役を引退後、奥様と共にオープンさせたしずる。ビジネス街の中央区八丁堀で会社帰りのサラリーマン達を中心に"コスパ良く美味しい料理がお店が食べられるお店"として愛され続けています。
嬉しい再会エピソードも含めて、しずるデビューの日の感動を共有いたします。
お店の場所と外観
場所はJR京葉線・地下鉄日比谷線「八丁堀駅」A2出口から徒歩3分の好立地。A2出口を出たら左方向にまっすぐ歩きます。
しばらく歩くとこのローソン入船一丁目店が見えてきますのでここを左折の目印に。
ローソンの手前を左に曲がって歩き続ければ見えて来ます。徒歩3分なので近いですね。
夜はこの看板が光るので分かりやすい。
到着しました。
入り口のドアから店内の様子が分かるので、初めての方も入りやすい。
食事・飲み処 しずる。
活気溢れる店内
カウンター+テーブル席の全20席。テーブルの位置を変えての団体利用も出来るので、大勢のボクサーが集まる熱い会合にも度々使われている様です。
平日の夜。早い時間からサラリーマンの方々がちらほら。
カウンターの向かい側。
所狭しとメニューが貼られており、常連さん達のボトルキープも沢山。
テーブル席側の壁にはこうなってます。
幕ノ内一歩を発見。
だんだん漂ってくる「ボクシング感」
出ました興行ポスター!
これはDanganのですね。
ボクササイズのチラシもあります。
むむむ。
これは!!
我が最も敬愛する世界のTOSHIAKI・NISHIOKAのストーリーを漫画化した西岡利晃物語ではないですか。これを店内に置いておくというセンスが素晴らしい。
メニュー紹介
店内に置かれているメニューの紹介です。
・ドリンク
・おすすめ(店頭設置)
・ドリア・トースト他
・とりあえず1品系・サラダ系
・おすすめ(店内設置)
素晴らし過ぎる"しずるメシ"
メニューを吟味した結果、この日はこの7品を選定!
・たこカルパッチョ
・鯖の燻製
・牛しゃぶサラダ
・明太子チーズオムレツ
・豚キムチ炒め
・ゴボウ唐揚
・牛ハラミ焼
お通しはこちら。
コンソメ風味のスープにうずら、マカロニ、コーンと野菜がギッシリ。添えられたバケットにスープが良い感じに染みててウマい。
1品目。
たこカルパッチョ。
すみません。タコ食べれないんです笑
友人は美味しそうに頬張っておりました。感想は一言「新鮮!」とのこと。
2品目。
鯖の燻製。
食欲をそそる薫香。少し水分を残しているので鯖の旨みが滲み出ます。鯖の燻製はウイスキーと相性が良いらしく、はやくもハイボールが止まりません。
3品目。
牛しゃぶサラダ。
豚しゃぶサラダならよく聞きますが、牛しゃぶサラダって贅沢な響き。シャキシャキのレタスに厚い牛肉が贅沢に絡みます。ウチの近くの居酒屋もこのメニューやって欲しいわ。
4品目。
明太子チーズオムレツ。
割ったら中からふわトロの明太チーズが溢れ出してきます。柔らかさと程よい甘さがたまらない。他のオムレツシリーズもコンプリートしてみたい。
5品目。
豚キムチ炒め。
ピリ辛キムチと豚肉を甘めのタレで炒めた逸品。近所の居酒屋の豚キムチよりタレが甘めでウマい。辛くすれば良いワケじゃないのですね。どのメニューも味付けが良いですホント。
6品目。
ゴボウ唐揚。
ゴボウ唐揚なるものを食べたのは久々・・いやもしかして初かも。ありそうで無いですよね。絞ったレモンの風味がゴボウの旨味を引き出してサクサク止まりません。
6品目。
牛ハラミ焼。
柔らかいハラミ。醤油風味のタレがまた絶品です。どれもお酒が進む料理ばかりで気付けばハイボールがかなりの杯数いっちゃってました。
この日一番の感動は柔らかくて優しい味の明太子チーズオムレツ。家庭料理の温かさそのままに明太子の刺激を活かした最高の逸品。メニュー表に"納豆オムレツ"なるものを発見したので次回はそれが楽しみです。
「ザ・至福」の会話録
この日はボクシングファンと飲んでいたら、店主の海戸さんをはじめ元角海老ボクサーの方々とご一緒出来るという嬉しい展開に。
海戸さんにご挨拶すると、このブログを知っててくれました。
「高橋仁のお店の記事を書いてくれた方ですよね?」「そうです!」
7月に書いたこの記事を見てくれていたとの事。
高橋さんは海戸さんの角海老時代の後輩ボクサーで、今もお互いのお店を行き来して交流を持たれているそうです。
「他の記事も拝見しましたが、文章がお上手ですよね」
嬉しい褒め言葉・・ありがとうございます。
単純なので、そう言っていただけると書く気になります^^
しずるを切り盛りしながら、現役時代の戦友達と今もお付き合いを続けている海戸さん。
これは激しい打ち合いを展開したライバル、元世界王者の山口圭司さんのお店での写真。
バーハメドで山口さんの持つミットに左フックを打ち込むシーンです。拳を交えたボクサー達が引退後に飲食店を営み、かつてのライバルのお店で交流。そこでの話しを聞けるのは感慨深くて本当に楽しい。
海戸さんには可愛い3歳の娘さんがいるのですが、聞いてびっくり。
なななななんと。
僕の娘と全く同じ誕生日だったのです!
2017年6月13日生まれ。
ご縁を感じる偶然にテンションが上がり更にお酒が進みます。
そこに海戸さんの後輩、目白の「千の恵み」店主の高橋仁さんも合流。あの山中慎介さんのデビュー戦の相手を務めた高橋さん。7月に家族で千の恵みに行って以来の再会です。
超嬉しい事を言ってくれました。
「Tokkyさんのブログ記事を見て、お店に来てくれたお客さんがいるんです。その方が木村翔さんを連れて来てくれたんですよ!素晴らしい縁を繋いで下さって感謝です。ありがとうございます」
聞いた瞬間、嬉し過ぎて泣きそうになりました。ボクヲタ冥利に尽きるとはこの事です。
そして鞄から取り出してくれたDVD。
「山中慎介さんと戦った試合のDVDです。山中さんはアマで50戦近く試合してからのプロデビュー戦なので、KOする気満々だったと思いますが、僕としてはプロの厳しさを教えてやるぞって思ってたんですよ」
試合は山中さんが2度ダウンを奪い判定勝ち。嬉しそうに当時を振り返る高橋さん。
「いやぁ~試合が始まったら僕のパンチが当たらない。上手い選手というのが一番の印象です。ダウンは効かされて倒れたというより、1発貰って気がついたらカウント聞いてました」
当時の高橋さんにとっては悔しくて悔しくて仕方ない敗戦でしたが、今は山中さんと拳を交えられた事に感謝しているとの事。
「世界を獲ってあんな長く防衛する名王者になるなんて。自分のキャリアの中でも本当に誇らしい試合ですよ。試合の日以来お会いしていないんですが、いつか再会出来たら嬉しいなぁ」
倒しきれなかったデビュー戦の相手"高橋仁"は山中さんにとっても印象深い対戦相手として記憶されていると思います。
どこかで誰かの口コミを通じて、この記事が山中さんに届きます様に。山中慎介vs高橋仁の再会がいつか実現します様に。願わくば自分もその場に居合わせたい。
そして角海老ボクサー×再会のキーワードといえばこの方、中島吉謙さん!
中島さんはSRSジムでのトレーナーを務めつつ、週末の夜はコウジ有沢さんと一緒に池袋の居酒屋「暁」に出勤されてます。
昨年、暁に行った時のレポ記事はこちら。
元ボクサーが集まる会を主催したり、こうしてボクサー仲間のお店に顔を出されたり・・人との繋がりを大切にしつつフットワークが軽いので、お店巡りをしてると色々なところで中島さんの良い噂を聞きます。
西岡利晃vs中島吉謙の再会エピソードの感動は忘れられません。
"やらなきゃやられるリング"で命がけで拳を交えた戦友との再会ネタや、直近の活躍状況をご本人から聞きながら一緒に飲む。
こんな美味しいお酒は他にありません。お料理も素晴らしい。サイコーな時間をありがとうございました。
各試合会場からの距離感
ボクシング興行がある会場からの距離ですが、八丁堀は中央区なので都内や埼玉の試合会場からはかなり近いですね。後楽園ホールや大田区総合体育館はこの通りの近さです。
埼玉スーパーアリーナ
さいたま新都心駅から
八丁堀駅まで約45分。
後楽園ホール
水道橋駅から八丁堀駅まで約20分。
大田区総合体育館
京急蒲田駅から八丁堀駅まで約30分。
有明コロシアム
国際展示場駅から八丁堀駅まで約20分。
横浜アリーナ
新横浜駅から八丁堀駅まで約60分。
興行がある日の前後にボクシングファン同士で飲みに行くのは勿論楽しいですが、平日の会社帰りにフラっと一人で寄るのも全然アリ!今度一人でフラっと納豆オムレツを食べにいこうかなと。
都心勤めのサラリーマンの憩いの場としてのコスパ&居心地の良さは最高級です。是非一度行ってみて下さい。超おススメです!
以上、第29回ボクサーのお店レポ「元日本バンタム級3位、海戸渉さんが家族で営む八丁堀の居酒屋しずる」でした!
最後にお店の地図と概要を貼っておきます。
コメント