皆さま、こんにちは。
ボクサーのお店レポ、第11回目はこちら。
元プロボクサー高橋仁さんの「旬菜ダイニング 千の恵み」です!高橋さんは角海老宝石ジムに所属して15試合を戦っており、その中には後の世界王者達と熱戦を繰り広げた末の誇らしき黒星が含まれています。あの川嶋勝重とは新人王をかけて戦っていますし、山中慎介のデビュー戦の相手はこの高橋さんなのです。
世界12度防衛のゴッドレフト、山中慎介の戦績を見てデビュー戦はKOじゃなかったんだな~と思った記憶がありましたが、まさかその相手がこんな隠れ名店を営んでいるとは。
元々、調理が得意で自分のお店を持ちたかった高橋さんが引退後にオープンさせたこのお店。2018年1月28日のオープンから今年で3年目との事。目白という人気エリアの中でも「拘り抜いた味」「人柄」でお客様に愛されています。
石川県金沢市の漁港から直送される鮮魚を心を込めて調理する和食創作料理店。千の恵みデビューの日の感動を、高橋さんとの会話録と共に共有いたします。
お店の場所と外観
お店の場所はJR山手線「目白駅」から徒歩3分という超好立地。道もほぼ一本道なのでまず迷う事はありません。
目白駅の改札を出たら左方向に、目白通りを歩いていきます。
真っすぐ歩いていくと、
左手にケンタッキーが。
このカーネル・サンダーズが目印です。
このすぐ先の1本道を左に曲がります。
すると、お店の看板が見えてきます。
「旬菜ダイニング 千の恵み」
お店はビルの2階です。
階段の登る手前のスペース。
お店のポスターやメニューが。
入店前に全メニュー見れるのは親切ですね。
グルメ系メディアへの掲載実績をアピールしています。こういうのも何気に大事。
「東京 大人の隠れ家レストラン128選」に載ってるってすごい!
この階段を登ればお店です。おそらく同じビルの2階に階段を挟んで違う店舗が入ってる?そんな様な作りですね。
階段を登ると左手に入り口。
17時~23時。
分かりやすくて良い。
清潔感溢れる店内
店内はおひとり様から団体まで、様々なニーズに応えられるテーブル配置になっています。一見カウンター席がある様に見えますが、全てテーブル席ですね。
白と青をメインカラーにしたデザイン。照明も程よい明るさで心地良い空間です。
今日は家族3人で来ましたが、
この窓際の席に1人で来ても落ち着けそう。
奥の壁には高橋さんの思い出?らしき写真が。この中に一人、見覚えのある顔が・・
この方は!
元日本Sバンタム級王者、中島吉謙さんの写真付き名刺ですかね。
高橋さんが所属していた角海老宝石ジムの先輩で、この千の恵みがオープンした時も、友人を連れて駆けつけてくれたそうです。
お手洗いには、その角海老宝石ジムのキーホルダーが。
ちなみに同じものを池袋の「暁」に行った時に中島吉謙さんからいただいており、部屋に大切に飾っております。
メニュー紹介
メニューを全て紹介します。
店内のメニュー表です。
ビール・酎ハイ・ソフトドリンク系
日本酒ラインナップ
刺・冷・温・揚・食
店内の黒板(書かれてるメニューは同じ)
鮮度抜群の創作和食たち
オープンと同時の早い時間に来たので、店内はまだ静か。小さい子連れで行くならそれが一番。優しい高橋さん。オレンジジュースはサービスで良いよと言ってくださいました。
生ビールは安定のプレモル!
コースターが紺色の布生地で、お店のカラーに合ってますね。
お通しはこちら。
料理は全て金沢市の漁港から直送される鮮魚を調理しています。
このお魚の種類を説明して貰ったのですが・・何という魚だったか美味過ぎて覚えていません^^
メニューを吟味した結果、
この6品をオーダー。
・刺身5点盛り
・豚しゃぶゴマだれサラダ
・栃尾のジャンボ油揚げ ~ねぎ納豆~
・手羽元と大根の梅煮
・のどぐろ炙り握り(2カン)
・とんこつ雑炊
まず一品目。
キタ~~刺身5点盛り!!
この写真で「しづる感」は伝わりますでしょうか。艶やかなネタの光具合で新鮮さがわかります。
1品目からワン・ツー・スリー!
コンビネーションでいきますよ。
ワン。本マグロ。
デラ・ホーヤの左ジャブ!
ツー。シメサバ。
レノックス・ルイスの右ストレート!
スリー。鯛。
坂本博之の左フック!
もちろんイカとあわびも絶品です。
素晴らしいです。
2品目。
豚しゃぶゴマだれサラダ。
驚きのボリューム。豚しゃぶの量が凄い。レタスが見えないぐらいに豚しゃぶが乗っております。
いただきま~す。
うまっ。これ良い豚肉使ってるの間違いないですよ。更にこのサラダ用の器は底が深くて、豚しゃぶの下にレタスがいっぱい。
3品目。
栃尾のジャンボ油揚げ ~ねぎ納豆~
正面からの写真だけじゃなく、是非この横からのアングルも見てください。切り口が大きくて並びが綺麗で食欲をそそられます。
大きい~!
まさに「ジャンボ」油揚げですね。
いただきま~す。
うまっ。この納豆・葱・カラッと揚がった油は女子受けも良さそう。具の量も多い。がっつり詰まってます。
2杯目はレモンサワーを挟みつつ・・
4品目。
手羽元と大根の梅煮。
元から丁度良い一口サイズの大きさに
切って調理してくれてます。
いただきま~す。
うまっ。
この煮汁のレシピを覗いてみたい。
手羽元の煮込みって初めて食べるなぁ。
これも絶品です。
この手羽元ならきっと、唐揚げも美味しいに違いない。
5品目。
このお店のウリ「のどぐろ」シリーズ。
この日は炙り握りにしました。
白身のトロと言われるだけあって、上質な脂がたっぷり。
お醤油をつけて・・
いただきま~す。
間違いなく、至福の時。
美味い。
添えてあるヤングコーンも、このお店で漬けてあるそうで何から何まで思いが行き届いています。
ラスト6品目。
とんこつ雑炊。
サラダが大きかったので、大きい器を想像してました。その通りの大きさ。
見るからに濃厚そうなスープ。
その中心に添えられたチャーシュー。
熱さと、とんこつの香りが卓上に広がります。
子皿に取り分けて・・
いただきま~す。
う~ん激ウマ雑炊!
濃厚でありながら品のあるとんこつ。
このスープならラーメンにしてもきっと絶品。
一品食べると、このスープなら〇〇にしても美味しいとか色々想像が膨らむ逸品ばかりです。 いや~満腹。大満足でした。このクオリティの料理これだけ食べてお会計7,500円ってホントに!?逆にえっっ。いいんですか~って思っちゃいます(汗)
高橋さんとの会話録
3歳の娘がこの日は昼寝せずに一緒に向かったので、体内時計が狂って店内でギャン泣きするパターンを想定しつつお店の扉を開けました。
「いらっしゃいませ!今日はありがとうございます」
初対面で高橋さんとお会いして3秒で、安心感が心に芽生えました。この人だったら、もしも子供がギャン泣きしても笑ってくれそう。
一通りお料理を食べ終わったタイミングでお話しさせていただきました。
「ゴッドレフト山中慎介さんと判定まで戦ったって、すごいと思います!」
「いや~。判定まで粘ったのは粘ったんですけど・・ダウンは2回取られちゃいましたけどね^^強い選手だとは思いましたけど、まさかここまで有名な世界チャンピオンになられるなんて」
「川嶋勝重さんとも新人王をかけて試合をされてましたね!実は僕、結婚指輪を川嶋さんのお店"Ring"で購入したんですよ。披露宴の日はわざわざ電報もくださり感激でした」
「そうなんですか!ボクシングお好きなのですね。川嶋さんは律儀な方という印象です」
とても穏やかで物腰柔らかい高橋さん。
人見知りな3歳の娘が懐いてくるぐらいです。
「角海老で2000年代の中盤頃っていうと・・あの平成のKOキング、坂本博之さんもまだ現役の頃ですよね。坂本さんとは関わりはありましたか?」
「在籍していた時期は被っていますが、僕なんて下っ端のボクサーでしたから笑 」
現役時代のボクサー高橋仁の写真。
この頃の身近な先輩である中島吉謙さんとは今も繋がりがあるそうです。 だから中島さんの写真付き名刺が店内に飾ってあるのですね。
「中島さんは元角海老の先輩の海戸さんと一緒にお店に来てくれました。海戸さんも今、八丁堀で飲食店を経営されてるんですよ!」
それは耳より情報!
【即メモ】
元日本バンタム級3位 海戸渉さんのお店
八丁堀の居酒屋「しずる」
即行動!という事でしずるに突撃した時の記事です。
そして最近興味深い、地元客の割合について聞いてみました。「ボクシング繋がりでの来店や、遠方からの来店もあると思うんですけど・・実際は近くにお住まいの地元客が8割じゃないですか?」
「9割5分は地元のお客様ですよ。とてもありがたい事に、一度来て貰えるとリピートしていただける率は高いと思います」
そりゃそうでしょう。この味でこの値段。
リピートしないワケがない。
「良い素材を使い過ぎて儲けが出てなくないですか?率直にそう思ったんですけど」
「ありがとうございます。スタッフを雇わないで僕一人でやってるので人件費が要らない分、良い素材を仕入れてます。せっかく来て貰うのですから、心から美味しいと思って貰える料理を出したいんです」
お客さんを喜ばせたいという一途な思い。
この激戦区、目白エリアで隠れ名店としてリピート客を増やしている理由。愛される理由のひとつが分かった気がしました。
各試合会場からの距離
ボクシング興行がある会場からの距離ですが、池袋の隣の目白なので都内や埼玉の試合会場からはかなり近いですね。埼玉スーパーアリーナや後楽園ホールはこの通りの近さです。
埼玉スーパーアリーナ
さいたま新都心駅から池袋駅まで約30分。
後楽園ホール
水道橋駅から池袋駅まで約20分。
大田区総合体育館
京急蒲田駅から池袋駅まで約40分。
有明コロシアム
国際展示場駅から池袋駅まで約40分。
横浜アリーナ
新横浜駅から池袋駅まで約50分。
遠方からの観光や観戦の前後はもちろん、関東圏のお住まいの方にも是非一度立ち寄って欲しい名店です。完全に高橋さん"お一人"でやられているので、混雑時は料理提供に時間がかかってしまう事がありますが、そこを理解してくださるお客様に支えられて(それだけの付加価値があるからです)いるとご本人がおっしゃっていました。遠方からお立ち寄りの際はオープンと同時の早い時間に、事前予約のうえで来店される事をおすすめします。
以上、第11回ボクサーのお店レポ。「山中慎介のKOデビューを阻止!高橋シェフの名店 旬菜ダイニング 千の恵み」 でした!
最後にお店の地図と概要を貼っておきます。
お店の地図と概要
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