皆様こんにちは。
ボクサーのお店レポ、第40回はこちら。
名レフェリー内田正一さんを父に持つ内田栄一さんが熊野前で営む喫茶店PUNCH&JUDY(パンチ&ジュディ)です!数々の名勝負のレフェリングを担当し、2012年4月16日に永眠された日本ボクシング・コミッションのレフェリー内田正一さん。
ボクシング専門誌でご子息の内田栄一さんの喫茶店があるという事を知り、情報収集すればするほど興味を惹かれていきました。店名からして最高じゃないですか。1999年4月30日のオープンから地元のお客様に愛されて22年。感動のパンチ&ジュディデビューの日の思い出を共有いたします。
場所と外観
日暮里・舎人ライナー「熊野前」駅から徒歩2分、都電荒川線「熊野前」駅から徒歩3分の場所にあります。この日は日暮里・舎人ライナーを使いました。
駅から出たら尾久橋通り沿いを進みます。駅の出口付近も複雑な作りではないので迷う事はありません。
尾久橋通り沿いを歩けばすぐに左手にピザハットが見えてきます。すると、その向こうに白い看板が。徒歩2分なので速攻で着きますね。
COFFEE&TEA
PUNCH&JUDY
到着!
店内の素敵グッズ
全21席の店内。現在はコロナ対策の為に配置を変え席数を減らしています。消毒液と仕切り版で感染対策はバッチリ。
気になるのはボクシング・グッズです。あそこに飾られている青いグローブには「平成のKOキング」のサインが。平成のKOキングとは誰の事なのか?このブログの読者の方へは愚問でした。
耕す2階級制覇。畑山隆則のサイン入りフォト!タイソンやアリの写真も大事に飾られています。他にも気になるサインが沢山。
内田マスターはボクシングと音楽が大好き!との事でグローブや世界戦の入館証カードと一緒にビンテージもののギターが飾られており、これがまたセンスの良い空間を演出しています。
カウンターの隅に置かれた内田正一レフェリーの写真。誰かのサインと共に飾られています。これは誰vs誰の試合でしょうか。80年代後半から90年代っぽいですね。
もしこの写真だけでボクサー名がピンと来る方がいたとしたら、相当なボクシングファンです^^
パンチの効いたメニュー
喫茶店ですが、炭火コーヒーからサンドウィッチ、がっつり系パスタまでメニューは豊富に揃っています。店内のメニュー表がこちら。
噂のホットサンド
喉が渇いたので、まずは甘いアイスココア。
生クリームたっぷり。
バニラアイスもたっぷりの贅沢な濃厚ココア。うまし。
続いてさつま揚げとレタスのサンドウィッチ。"定番"ではない種類に何を出しているかでお店の色が出ている様に感じるので、5種類のサンドウィッチの中から一番珍しいものを選びました。
程良い焼き加減のパンにサンドされたレタスとさつま揚げ、絡むように白いソースが見え隠れしています。どんなお味なのでしょうか。いただきます。
こ・・・
これは・・・
美味い!!さつま揚げとレタスを一緒に食べた事はありましたが、パンにサンドしたのは人生初です。ツナサンドをより立体的にした味。そう言えば伝わりますでしょうか。
締めのコーヒーゼリー。
バニラアイス+生クリームの組み合わせはアイスココアでも楽しんだのですが、この日は強烈に甘く締めたい気分だったので、バニラアイス+生クリーム+パンチ&ジュディ特製コーヒーゼリーでフィニッシュ。
溶けかけたアイスとコーヒーゼリーの混ざる部分がたまりません。夕方だったので注文したメニューは以上ですが、トーストやパスタ系のメニューもイケる事は間違いなし。それは次回のお楽しみに。
内田マスターとの会話録
ボクシングと音楽が大好きというマスター内田栄一さんは辰吉丈一郎と同い年だそうです。という事は1970年生まれですね。ボクシングファンである事を伝えると、気さくに話しかけてくださいました。
ボクシングとの関わり
「オヤジがレフェリーをやっていたので、物心ついた時から後楽園ホールの観客席に座ってたんです。好きにならざるを得ない環境ですよね。特に自分と同年代の辰吉丈一郎、鬼塚勝也、高橋直人…彼らが後楽園ホールで激闘を繰り広げた90年代のリングは熱かった。毎試合ホールがパンパンで熱気が凄かったです。最近の選手だとやはり井上尚弥は異次元。現在と過去で比較しても…ホント異次元の一言です」
今日はこの後、ホールに中垣龍汰朗vs花田歩夢を観戦に行く事を伝えたところ「中垣龍汰朗?まだノーチェックでした。良い選手なんですか?」と聞かれたので、中垣龍汰朗の魅力についてがっっつり語らせていただきました。
ボクサーのお店情報
ブログ内コンテンツにボクサーのお店レポを作り、ボクサーのお店を食べ歩くのが趣味だと伝えると、マスターはその場でスマホを取り出してブログを見てくれました。「へぇ~たくさん行かれてるんですね~!…あ、石井幸喜さんのカツレツ屋さんだ。石井さんのお店は僕も気になってたんです」
畑山隆則氏のラーメン店や長谷川穂積氏のタイ料理店ではなく、石井幸喜氏のビーフカツレツそよいちに反応されるとは、さすがにお詳しい!
「パンチ&ジュディによく来てくれる元ボクサーのお店も紹介しますので、ぜひ行ってみてください。山崎幸夫さんのもつ鍋山咲き、小田切俊直さんのたこ焼き居酒屋三太です。どちらも評判良いですよ!」
この2店をさっそくボクサーのお店レポ突撃予定リスト一覧に追記いたしました。耳より情報をありがとうございます。楽しみが増えていくって素晴らしい。
お父様への思い
自分が最も印象的だった内田正一さんのレフェリングは史上最高の日本タイトルマッチ、畑山隆則vsコウジ有沢戦で試合を止めるシーンです。割って入るタイミング、止めて敗者となったコウジ有沢に何かを話しかける姿、テレビ中継での「今、その答えが出来ました!内田正一が止めました!」という実況アナの叫び。忘れられない至高の1ページとして記憶しています。
以前にコウジ有沢さんが働く池袋の居酒屋・暁に行った時に、コウジさんご本人から聞いた内田正一レフェリーとのエピソードを思い出し、マスターに伝えました。
↓以下、コウジ有沢さんの言葉です。↓
「畑山君との試合で止められた時、あそこからひっくり返せたかどうか分からないけど、まだやれるという気持ちはあったんですよ。内田さんもそれを分かってた。だから試合の後に僕に言ってくれたんです。コウジ君はまだまだこれからの将来がある選手だから、先の事を考えて今日は早めに止めたよって」
将来。今日は早めに。今は亡き名レフェリーのこの言葉に熱い選手愛を感じて感動した思いだったのですが、そんな内田正一レフェリーはマスターにとってどんなお父様だったのでしょうか。
「厳しい人だったので、怖かったですよ(笑)でも、ありがとうございます。オヤジの事をそういっていただけると嬉しいです。今の若いボクサー達は、もうオヤジの事知らないでしょうねぇ。」
だんだんと知らない人が増えていくかもしれませんが、ボクヲタが発信し続けます。忘れられない名勝負に紐づいた、忘れられないエピソードと共に。
各試合会場からの距離感
日暮里・舎人ライナー「熊野前」駅から徒歩2分、都電荒川線「熊野前」駅から徒歩3分の場所にあり、都内や埼玉の試合会場からはアクセスしやすい場所です。
埼玉スーパーアリーナ
さいたま新都心駅から
熊野前駅まで約50分。
後楽園ホール
水道橋駅から熊野前駅まで約30分。
大田区総合体育館
京急蒲田駅から熊野前駅まで約50分。
有明コロシアム
国際展示場駅から熊野前駅まで約60分。
横浜アリーナ
新横浜駅から熊野前駅まで約60分。
大田区総合体育館は50分、後楽園ホールからは20分台で移動出来る距離なので観戦の前後の時間でも立ち寄りやすいですね。喫茶店なのでランチでもディナーでもなくコーヒータイムとして時間配分する事が出来ますし、がっつり系のメニューも揃ってるのでお腹もしっかり満たせます。営業時間や営業日に関しては、臨時の休業などがあり得ますので、事前に電話確認をしてから行く事をお勧めいたします。
味わい深いボクシンググッズと一緒に、名レフェリーの雄姿に思いを馳せながら飲むコーヒーは最高です。ぜひ行ってみてください!
以上、ボクサーのお店レポ第40回「お父様は名レフェリー!内田マスターの喫茶店。熊野前のPUNCH&JUDY(パンチ&ジュディ)」でした。最後に地図と概要を貼っておきます。
コメント
コメント一覧 (2件)
昨日も自転車て行ったけど分からなく帰って来たよ⁉️
勝間さん 店主と電話されてるとのことですので、次回は辿り着けるかと思います!^^